番号・名称 年 代   構造等
40 吉田家住宅 享保6年
(1721)
桁行21.0m、梁間10.6m、寄棟造、一部二階、茅葺、南・西・北面庇付
吉田家住宅 (撮影:2005-7) 吉田家住宅 (撮影:2005-7)
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特徴等
この建物は享保6年(1721)の建築で、年代の明らかなものとしては県内最古の民家である。入母屋造、茅葺屋根、桁行21.8m、梁間10.5mと大規模で、間取りはこの時代の典型的な間取り「三間広間型」である。奥に二間の畳敷きの座敷、手前に土間に面して広い板間があり、板間にはいろりがきられている。土間の中央やや北側に大きな一口のかまどがある。南側の大戸脇には風呂場があり、その対岸の北側には流しが作られている。土間の半分は馬屋で、北東部には浅い掘り込みがあり、おそらく馬もしくは牛がかわれていた。南側には腰窓があり、紙を漉いていた。南側から西側にかけて縁側が巡り、その先にあたる北西部には外便所がある。座敷の上には2階が造られている。
参考資料:現地の説明板(埼玉県教育委員会/小川町教育委員会/吉田辰己)/ 吉田家住宅案内リーフレット/総覧日本の建築(日本建築学会編/新建築社)/国指定文化財等DB(文化庁)

2006-11-17
吉田家住宅 (撮影:2005-7) 吉田家住宅 (撮影:2005-7)
吉田家住宅 (撮影:2005-7) 吉田家住宅 (撮影:2005-7)
       
       
       
       
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